【 file105 イラストレーター 】
印刷物やWebサイトなどで、オリジナリティあふれるイラストを目にする機会は多いもの。今回は、明るく元気な女性のイラストを得意とする、戸毛悦子さんにお話を伺いました。
■■ プロフィール ■■

【 戸毛悦子さん 】

●イラストレーター歴4年。28歳。夫と2人暮らし。
●初著作本『キレイ道場』が成美堂出版から好評発売中。


【イラストレーターの仕事内容】

ひとくちにイラストレーターといってもその仕事は様々。雑誌や本の挿絵などの印刷物を得意とする人、Webなどに掲載するデジタル素材の制作が多い人…。さらには、Webデザインもできる人、Flashアニメーションを制作できる人など活躍の場も広がっています。

“とげとげ”さんこと戸毛悦子さんの場合は、雑誌の仕事が多いそうです。その他、企業パンフレットやチラシなどの広告メディア、書籍、Webサイトに掲載するイラストの作成を手がけることもあります。

仕事の依頼を受けると、掲載物のコンセプトやターゲット、納品方法などをクライアントの担当者と綿密に打ち合わせ。イラストの下書き(ラフ)を提出して担当者に確認してもらいます。OKが出たら、下書きをペンでなぞり、色をつけて、メールに添付し納品するという流れです。イラストの制作には、アドビのフォトショップを使用しているとのこと。

クライアントの求めるイラストがなかなか描けず、何度もやり直しになるときは、もっとスキルを高めなくてはと痛感するとか。「あきらめずに描き続けることで、もっともっと面白いものが描けるようになっていきたいと思います」


【イラストレーターへの道】

小さい頃から、「ひとりでも生き抜ける力を持ちたい」と考えていた戸毛さん。最初の仕事は都立病院に勤務する看護師でした。しかし、仕事をする中で、「もっと自分ならではの誇れるものがほしい」という気持ちが芽生えてきました。元々絵を描くことが好きだったこともあり、看護師として働くかたわら、アート系の専門学校に通い始めたのです。

最初のうちは「仕事ができればもうけもの」くらいの軽い気持ち。ところが、同じ教室内に、積極的に売り込みをしたり、プロとして仕事をし始める人がいるのを見て大いに刺激を受け、「絶対にプロになりたい」と決意したのだそう。

教室に通ってから1年くらいで、イラストでやっていく自信がついた戸毛さん。そこで、看護師を3年で退職し、イラスト業にかけてみることにしました。それからは、自分にノルマを課して集中的に営業をする日々。開始して10日くらいで初仕事を獲得しました。なんとそれは『日経ウーマン』本誌のイラスト

思い切って転身した戸毛さんですが、「仕事をやめる時には、1年間は収入が無くても大丈夫なように、200万円貯めていました」とのこと。独立自体にはお金はあまりかかりませんが、仕事をやめてから保険や年金、前年度分の税金の支払いなどがきつかったようです。

現在では、イラストレーター歴も4年目となり、クライアントの数も着実に増えてきています。「やった分の仕事だけ収入に影響するので面白いと思います」


【戸毛さんの一日】
6時半: 起床。夫を送り出す。家事
8時: 自宅内の仕事場へ。メールチェック
9時: イラスト作成
12時: 昼食
13時: イラスト作成
16時: ランニング&買い物
18時: メールチェック、イラスト作成
20時: 夕食
24時: 就寝

【戸毛さんにお話を伺って…】

「イラストレーターになるのに、経歴はあまり必要ありません。デッサン力や、絵を描く力はあるにこしたことはないと思いますが…。上手に描けることよりも、個性的な絵、一目見てその人の絵だとわかるタッチを作ることが大切だと思います。あとは営業などの行動力も必要ですね」

戸毛さん自身の絵の魅力は、「明るく、元気で面白い」ところ。その魅力を最大限に発揮できるようなイラストを描くように努力しているとか。 日々アンテナを張りめぐらしてネタをキャッチ。面白いアイデアを思いついたときには、メモをとるようにも心がけています。

「見ず知らずの人が私の出版した本を読んで、私のサイトに面白かったと書き込んでくれたり、私の絵を大好きだと言ってくれたときはうれしかったです」。戸毛さんの イラストを見て元気をもらえる女性は、きっとこれからも増えていくことでしょう。


◎イラストレーターとげとげの『トゲトゲトゲ』
http://www.togetoge.net/


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