小さい頃から、「ひとりでも生き抜ける力を持ちたい」と考えていた戸毛さん。最初の仕事は都立病院に勤務する看護師でした。しかし、仕事をする中で、「もっと自分ならではの誇れるものがほしい」という気持ちが芽生えてきました。元々絵を描くことが好きだったこともあり、看護師として働くかたわら、アート系の専門学校に通い始めたのです。
最初のうちは「仕事ができればもうけもの」くらいの軽い気持ち。ところが、同じ教室内に、積極的に売り込みをしたり、プロとして仕事をし始める人がいるのを見て大いに刺激を受け、「絶対にプロになりたい」と決意したのだそう。
教室に通ってから1年くらいで、イラストでやっていく自信がついた戸毛さん。そこで、看護師を3年で退職し、イラスト業にかけてみることにしました。それからは、自分にノルマを課して集中的に営業をする日々。開始して10日くらいで初仕事を獲得しました。なんとそれは『日経ウーマン』本誌のイラスト。
思い切って転身した戸毛さんですが、「仕事をやめる時には、1年間は収入が無くても大丈夫なように、200万円貯めていました」とのこと。独立自体にはお金はあまりかかりませんが、仕事をやめてから保険や年金、前年度分の税金の支払いなどがきつかったようです。
現在では、イラストレーター歴も4年目となり、クライアントの数も着実に増えてきています。「やった分の仕事だけ収入に影響するので面白いと思います」 |