法学部の学生だった田中さんは、東南アジアを旅した体験から、国際協力を仕事にしたいと思っていました。それには専門技術が必要だと痛感。准看護師だった母親の勧めもあり、看護師になる決意をしました。その後、カンボジアを訪問した際、日本の援助の現場を見学。偶然、日本人の助産師が介助する出産に立ち会うことに。この出会いが、助産師を目指すきっかけとなりました。
助産師になるには、看護師と助産師の国家試験に合格する必要があります。受験資格は、看護大学(4年制)を卒業するか、看護師養成所の後、助産師養成所(1年間)を卒業することで得られます。看護学校では、人間の体のしくみや病気はもちろん、カウンセリング技術まで幅広く学習。助産課程では、助産師の仕事内容について勉強するほか、地域での母子保健事業を学ぶために市役所や保健センターなどで実習も。病院実習は、分娩介助を中心に、母親学級の講師を担当するなど、主に産科領域について行われます。
田中さんはこれらの課程を終え、看護師と助産師の国家試験に合格。病院で実務経験を積んだ後、青年海外協力隊の助産師隊員として西アフリカのセネガルで2年間活動していました。 |