声優は、映像に合わせて声のみで演技し、感情を伝えるという難しい仕事です。「声が良ければ声優になれる」という簡単なものではありません。豊かな感性、俳優としての基礎訓練は必須。台本を渡されてすぐに意味を読み取る国語能力はもちろん、ストーリーを的確につかんで表現する能力が必要です。
専門学校や事務所が運営する養成所で学ぶ人は、毎年数千人にも及びます。しかし、最終的に事務所に所属できる人は、ほんの数名。プロになっても、オーディションなどの競争が続く、厳しい実力の世界です。
那須さんは、幼い頃からアニメや芝居が大好き。高校の時から演技を習う一方で、声をよくほめられたことから、“声を使った芝居の道”、声優を目指すようになりました。
高校卒業後、声優の専門学校を経て声優養成所へ。そこで学ぶことは「俳優」と同じ。腹式の発声や滑舌(発音のなめらかさ)、アクセント、感情の表現、ナレーションといった勉強を積みました。その後数年は、声優としてさまざまな仕事を経験。現在の事務所には、社長やマネージャーにボイスサンプルを聴いてもらい、面接を経て、所属することができました。 |