file.20 中小企業診断士 】
中小企業診断士は、経営コンサルタントとしての唯一の国家資格。受験資格に制限がなく、独立開業の道もあることから、近年注目されている資格のひとつです。今回は、中小企業診断士歴 2年目の、平野亜古(あこ)さんにお話を伺いました。
■■ プロフィール ■■
【 平野 亜古(あこ)さん 】

●中小企業診断士歴3年目の33歳。
●同業者の夫との2人暮らし。

一口に「中小企業診断士」といっても、企業に勤めたり、独立したりと活躍の場はさまざま。メインの仕事は経営コンサルティングですが、この他にもさまざまな仕事があり、内容は人によって異なります。平野さんの場合は、資格取得後 2社のコンサルティング会社を経て独立。自宅を事務所として働いています。仕事内容は、コンサルティングやビジネスプラン作成支援、ベンチャー支援、インターネット活用支援、マーケティングリサーチ、販売促進支援など。自宅で資料の作成や仕事の下調べを行い、クライアントとの打ち合わせがあれば外出する、というのが主な生活パターンです。

もともと独立志向が強かったという平野さん。中小企業診断士を志したきっかけは、「会社に依存しなくても生きていけるようになりたい」と思ったから。中小企業診断士には幅広い知識が要求されるため、試験は難しく、途中であきらめてしまう人も多いそう。平野さんが合格通知を手にしたのは、勉強をはじめてから 3年目のことでした。「途中で断念しようと思ったことは、一度もありませんでした。『中小企業診断士の資格を取って、こうなりたい』という姿がしっかり描けていたからだと思います」。

自宅=仕事場ということもあり、一番難しいのは自己管理と時間の管理。「オンとオフの切り替えが難しいですね。ずっと仕事をし続けているという気がします」。研究や毎日の仕事に追われ、思うように休みがとれないのも悩みのひとつ。決して楽な仕事ではありませんが、その分やりがいも大きいと言います。「いまやっている仕事は、すべて『私自身』を信頼していただき、任されているわけですから、責任を感じると同時に、その期待に応えなくては!と思います」。

女性の中小企業診断士はまだ少数派ですが、急速に増えつつあります。「少数派ゆえに得をすることもありますし、女性がターゲットの企業などでは、ユーザーとしての『女性の感性』を活かせるメリットもあります」。平野さんは今後、経営コンサルタントの仕事に加えて、セミナーや講演、執筆の仕事を増やしていきたいと考えています。また、近いうちに有限会社の設立も考えているそう。平野さんの場合、将来への展望をしっかり思い描くことが、目的を達成するための原動力となっているようです。

◎ すくらんぶる交差点
平野さんが運営する、中小企業診断士、一級販売士の資格取得を目指す人のためのサイト。試験概要や実際の仕事についての情報も詳しい
http://www.sindan-si.com/scramble/

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