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ホテルには、ブライダルやレストランでの接客をはじめ、企画・セールス、人事、経理などさまざまな仕事があります。森薗さんは、宿泊客を迎えるフロントを担当。宿泊客のチェックイン・チェックアウトの受付や、カウンターでの接客が主な仕事です。その合間には、客室の予約状況を確認してコンピューターに入力するなど、細かな事務作業も行っています。
森薗さんは、高校生の時に読んだ本に影響を受け、ホテルでの仕事に興味を持ちました。語学の専門学校を卒業後、旅館へ就職して予約管理や受付の仕事を担当。充実した日々を過ごしていたものの、「どうしても『ホテルでの仕事』への想いを捨て切れなくて」退職。老舗のホテルで数ヶ月間アルバイトをしたのち、現在のホテルへ就職しました。
フロントには、ホテル全体の情報やリクエストが集中します。時には大声で怒鳴られたり、日常では縁のないできごとに遭遇することも。スタッフには、どんなことにも動じない冷静さと、動揺を表に出さない演技力、そして機転の良さが必要、と森薗さんは言います。「まさに『姉さん事件です!』の世界。テレビドラマはいつもハッピーエンドですが、現実は実に厳しくショッキングです」。
仕事をうまく進めるためには、チームワークが欠かせません。宿泊客と会話をしているのは一人でも、その裏では他のスタッフが的確なフォローをしています。「ですから、お客様からお褒めの言葉をいただいても、自分ひとりに与えられたものとは考えたことがありません」。森薗さんとスタッフのチームワークは、まさに絶妙。「恋人や家族以上に以心伝心。目配せで指示しなくても、されなくても動いているんです」。
ホテルウーマンの生活はハードです。休日は一般の会社と比べると少なく、宿直もあります。また、仕事のやりがいと収入のバランスがとれていないのも悩みの種。でもホテルウーマンの仕事の魅力は、そんな不満を打ち消しても余りあるようです。「『接客』の二文字は何とも簡単なものですが、この裏にはたくさんのドラマが隠されています。だからおもしろいんですね!どんなに辛いことがあっても辞められません」。
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