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インテリアコーディネーターの仕事は、住宅のコーディネート、店舗のデザイン、ショールームのプランニングなど、多種多様です。フリーで仕事をしている人もいますが、寺下さんは住宅メーカーに勤務。新築一戸建てを契約した顧客を対象に、カーテンや照明のほか、床、壁、天井の内装や、屋根、外壁、サッシなど外装の提案を行っています。「でも、私が行うのはあくまでもアドバイスで、最終的な決定はお客様へ委ねます。カーテンや照明の営業的な仕事がメインです」。
寺下さんがインテリアコーディネーターの資格を取得したのは10年前。「商社で営業事務をしていましたが、何か手に職をつけなければと思い、当時マスコミで話題になっていた、この資格を選びました」。インテリアの専門学校へ通い、猛勉強の末、10カ月後には合格通知を手にします。その後リフォームの会社へ就職し、営業兼インテリアコーディネーターとして仕事を始めました。
「インテリアコーディネーター」と一言で言っても、所属する会社によって、仕事内容はさまざま。「世間一般のイメージ通り、華やかな世界にいるのはほんの一握り。エンドユーザーを対象とした、営業に徹してる人の方が多いのではないでしょうか」。住宅メーカーに勤務する寺下さんの場合、立場は営業担当者のサポート。「お客様と契約するのは、あくまでも営業担当者。私の言動が契約に悪影響を与えることがないように、常に気を遣っています」。
インテリアコーディネーターには、社団法人インテリア産業協会が認定する資格制度があります。ただし、仕事をする上で必須の資格というわけではありません。「私の場合、全くの未経験だったので、資格取得からこの業界に入りました。でも、この世界で一番ものを言うのは経験なので、資格がないから仕事に就けないということはありません」。ただ、現在はインテリアコーディネーターなら持っていて当たり前の資格なので、「持っていないと就職は難しい」という結果になっています。
収入については、世間で思われているほど高くないのが実情とか。「今は情報があふれていますから、お客様もご自分で勉強されていますし、不況の影響もあるようです」。勤務時間は、始業時間が遅い代わりに終わるのも遅く、アフターファイブをゆっくり過ごすことはなかなかできません。さらに、土日には休めず、定休日は平日。「でも、慣れてしまえば不満があるという程ではありません。平日が休みだと、遊びに行くのも空いていて便利なことも多いですよ」。
寺下さんは、昨年からカラーコーディネートの勉強を本格的に始めました。「この知識は、モデルハウスをコーディネートする時にとても役立ちました」。このほか、風水やマイナスイオンについて勉強したり、顧客が興味を持ちそうな話題にはいつもアンテナを張っています。「休日にウインドウショッピングをするのも仕事につながりますし、テレビドラマのインテリアも勉強になります。さまざまなものを見て、出かけて、人と話をして……、楽しく充実した生活を送ることが、そのまま仕事の充実にもつながっていると思います」。
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