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田戸さんは、音楽教育家の両親のもとに生まれ、音楽を日常的に学べる環境で育ちました。その中で、音楽はうつ状態など心身のケアに有効であると知り、音楽療法を専門とする仕事をしたいと思っていたのだそう。大学の音楽科に入り、ピアノやうた(声楽)、作曲、ハープ、ソルフェージュなどの専門教育を受け、教職課程も修めました。
大学卒業後には、音楽を教える専門校(岐阜音楽院)に就職。音楽療法を専門に行いたいと考えていた田戸さんは、仕事のかたわら、音楽療法、臨床心理学・カウンセリング技術などを勉強し、精神病院や療育施設などで臨床経験を積みました。そして、長年の臨床実績などによって、日本音楽療法学会より、音楽療法士として認定されたのです。現在では岐阜音楽院の副院長も務めています。
音楽療法士としての資格は、日本音楽療法学会認定資格のほかにも、複数の民間認定や地方自治体の発行する認定があります。とはいえ、資格を取れば仕事につながる、というわけではありません。音楽療法の職場は日本では未開拓分野のために、ボランティアの形で行われていることも多いからです。田戸さんご自身、「職場を探すには、自分で切り開いていくことが大切です。しかも地力がないと、患者様や利用者様から信頼される仕事はできないですね」とおっしゃっています。
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