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利用者からの問い合わせに対応するには、取り扱う資料の内容まで把握している必要があります。古い資料を扱う吉田さんの場合、古文書を解読するのも仕事のひとつ。休憩時間に上司から指導を受けたり、グループで勉強会を開くなどして勉強を続けています。「優秀な先輩司書は、休日にも関心のある勉強会に参加するなど、知識を深めるための努力をしています。そういった時間をいかに確保していくかが課題です」。
司書に向いているのは、さまざまな分野に興味がある人。多彩なニーズに対応するには、文学だけでなく、歴史、経済、科学、芸能文化、ワイドショー的なことまで、常にアンテナを張っておく必要があります。「法律に強い、近世文学に強い、はたまたアニメのことならばっちりなど、専門分野を持っている人は重宝されます」。それに加えて、利用者とのコミュニケーションが大切なので、人と関わるのが好きなことも大切。また、図書館の仕事は地道な作業の連続でもあります。「基本的なことですが、本を番号順に並べるなどの単純作業も、飽きずに続けられる人が向いていると思います」。
司書の仕事の魅力は、「さまざまな資料を扱う中で、世界の広さのようなものを感じ取れること」。利用者の希望を聞き、資料を探していく中で、自分も広範な知識を自然と得ることができます。これこそ、司書の“役得”と言えることかもしれません。「図書館には、さまざまな分野の情報を求める人たちが集まってきます。そんな人のために多様な資料をそろえておき、必要があったときに適切な資料を案内して満足してもらえたとき、とてもやりがいを感じます」。
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