|
マーケッターになるために特に資格はいりませんが、「経営戦略全般を把握するために、MBAや中小企業診断士の資格などは、とっておくと役に立つかもしれません」。マーケティングの手法については、大学などでマーケティング論や社会学、統計学といった基礎知識を学んだうえで、実践を通して技術を磨いていくのが一般的です。
もともとコンピュータソフトの技術者だった今津さん。しかし、市場の動きともっと密接に関連した仕事がしたいと考え、マーケッターの仕事に関心を持つようになりました。その頃ちょうど、某外資系IT企業が技術的なバックグラウンドのあるマーケッターを探していることを知って転職。海外ソフトウェア製品のマーケティングを担当しました。「大学では社会心理学を専攻し、社会学は勉強済みでしたが、実践的なマーケティングの手法は、外資系IT企業で叩き込まれたものが今でもベースになっています」
その後、複数の米国系IT企業でマーケティングを担当。これが今津さんの第二の転機となったのです。一般的に、企業でマーケティングを担当する場合、部署が分かれているために、マーケティングの分野すべてを経験することはまれなのだそう。しかし今津さんの場合、「勤めた企業がベンチャーだったおかげで、調査・分析から、広告展開などの策定、実施に至るまで、マーケティングに関する、ありとあらゆる仕事を担当しました」。このため、今津さんはマーケッターとして独立するだけのスキルを積むことができました。
現在は、マーケティングの経験を生かして、ITアナリストとしても活躍しています。「取材・執筆活動を通して、最新のIT動向に触れる機会が多く、マーケッターとしての活動に非常に役立っています」
|