ジュエリーデザイナーになるには、特に必要な資格などはありません。美術関係の学校などで学んだデザインのノウハウをベースに、高価な貴金属素材の知識については、就職後、実践で身につける場合が多いそう。
コバヤシさんの場合、芸術系の大学で工芸科を卒業し、大学院で彫金を学びました。「デザイナー」という職業には憧れていましたが、意外にも、ジュエリーへのこだわりはなかったそう。「強いて言えば、幼い頃からミニチュアやお菓子のおまけといった『小さいもの』が好きでした」
最初、パールの老舗ジュエリーブランドのデザイン室に就職。その後、他社に転職し、約7年間、企業内デザイナーとしての日々を過ごしました。「伝統ある会社からのスタートは、今思えばとてもラッキーなことであり、勉強にもなりました。しかし、どうしても会社のデザインを好きになれませんでした」。悩んだ末、本来の自分に正直なデザイン表現を求めて、退職しフリーに。
そして、コバヤシさんはジュエリー専門学校の講師や、企業からの委託でジュエリーデザインなどをしながら、6年前に『akke』を立ち上げ、オリジナルデザインをスタート。機械を使い、たくさん製造できる「量産」、人の手で、一つ一つ丁寧に作る「逸品」。この2つの良さをそれぞれ追求することが、コバヤシさんの現在のテーマです。 |