上田さんは、婦人靴の商品企画を担当。「企画」というとクリエイティブな仕事、という印象がありますが、実際はコンセプト作りやデザインから、取引先との調整、コストや素材の管理などの地道な作業まで、幅広い能力が必要とされます。特に、企業から業務を依頼されている上田さんは、「自分の作りたいものを作るアーティストとは違って、依頼されたものを確実に実現することが求められる」と言います。
最近、新しいブランドの立ち上げに関わった上田さん。まず、企業からリクエストされたコンセプトを元に、取引先の百貨店や顧客にリサーチを積んでアイデアを出します。そして次に具体的なデザインを固める仕事。デザイン画をたくさん描いたり、靴の木型を検討して職人さんに発注したり……と多岐にわたる作業を積み重ねるそうです。靴が出来上がったら、展示会の準備や百貨店とのやり取り、メディアへの宣伝などにも奔走。そうしている間にも次の展示会のための企画が始まる……と忙しい毎日だそうです。「電車に乗っているとき、街で買い物をしているとき、テレビを見ているとき……どんなときでも企画のヒントになることはないかな?と、目を光らせてしまいますね」 |