【 file91 アロマセラピスト 】
よい香りに包まれて、ゆったりとトリートメントを受ければ、ストレスなんて飛んでいきそう…。そんなひとときを提供してくれるのが、アロマセラピストです。今回は、梅川春香さんにお話を伺いました。
■■ プロフィール ■■

【 梅川春香さん 】

●アロマセラピスト歴8年。34歳。
●東京都中央区八丁堀で、アロマセラピーサロン「アリエッタ」を経営。施療のほか、アロマレッスンや、サロン開業・経営のためのメンタルサポートも行っている。


【アロマセラピストの仕事内容】

その人の体調や気分にあった植物性エッセンシャルオイル(精油)を選び、トリートメントなどで心身をリラックスさせる療法を行うのが、アロマセラピスト。アロマセラピーサロンやエステティックサロン、ホテルのリラクゼーションルーム、アロマグッズショップなどが主な仕事場です。

梅川春香さんは、個人サロンを一人で経営しています。1日3名までの予約客を迎え、カウンセリングしながら精油をセレクト。「サロンの精油BOXに常備しているアロマは30種類。季節に合わせて入れ替えています。その中から、3種類をブレンドするのが基本です」。トリートメントの後は、ゆっくりお茶を飲みながら会話するなどして心身をトータルにケア。また、サロンでの施療のほか、アロマセラピーのレッスンや、他サロンへのアドバイスを行ったり、オーナーセラピスト交流会なども主宰しています。


【アロマセラピストへの道】

公的な資格はありませんが、社団法人日本アロマ環境協会などが認定している民間資格があります。トリートメントやカウンセリングを行うため、確かな技術で信頼されることが重要。資格を取ることで、精油の知識だけでなく、解剖生理学や心理学、衛生学などの幅広い知識や技術が身に付きます。さらに、アロマセラピストにはコミュニケーション能力も必要。「社会経験を積み、人間的な深みや柔軟性を養ったうえで目指すほうがいいでしょう。サービス精神、人柄も大切だと思います」

梅川さんがアロマセラピストを目指したのは、会社勤めをしていたころ。 仕事で疲れたとき、香りでほっと癒やされたのだそう。こんな経験からアロマセラピーの魅力につかれ、独立開業しようと一念発起。接客業やサロン実務を経験しながらアロマセラピーインストラクター、アロマコーディネーター、カウンセリング関連の資格なども取得していきました。 そして4年後、サロンをオープン。開業資金は150万円でしたが、その他の運転資金も働いて貯めました。現在の年収は会社員時代を超え、年々上向いているのだそう。


【梅川さんの一日】
7時: 起床、朝食
9時: サロンの掃除、メールチェック
10時: サロン運営アドバイスの顧客対応
13時: 昼食
14時: アロマトリートメントの顧客対応
18時: アロマトリートメントの顧客対応
22時: サロンでの清掃や洗濯、合間に夕食
23時: ブログの更新、メールチェック、資料作り
25時: 就寝

【梅川さんにお話を伺って…】

サロンを開業する上では、「まず、サロンの経営方針をきちんと決めることが必要。それにより自分で答えを出す力やアイデアもわいてきます」とアドバイス。一対一の完全予約制なので、日により売上の変動も大きいもの。梅川さん自身、目先のことに一喜一憂するのではなく、長期的にどのように経営していくかを考えたそう。

個人サロンの経営が軌道に乗る目安としては、「たとえば都内マンションの部屋を月15万円で借りた場合、年商700万円くらい達成していると、きちんと稼働しているといえるのではないでしょうか」

お客様のために何ができるのかということを、いつも心に留めています」という梅川さん。毎年サロンの周年記念の日には、お祝いの花やメッセージが届きます。「初心を思い出し、地道に頑張ってきたことは伝わるものなのだなと強く感じる瞬間です。お客様の“ありがとう”や“また来ますね”という一言で、何があろうとも続けていられるのだと思います」


◎ アリエッタ
http://www.salon-arietta.jp/


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