佐藤さんが入社して気付いたのは、グランドスタッフという仕事が予想以上に体力を使う仕事だということ。「元気だけは取り柄と思っていましたが、シフト勤務というものに慣れるまでがとても大変でした。体力づくりは必要だと思います」
また、毎日の仕事では苦労や失敗も多々あります。特に、語学力が足りず、外国人のお客様への説明がうまくいかないときには力不足を感じるとか。「英語を話せない中国人の方へ、知っている限りの漢字で説明したのですが、お客様にその意味がまちがって伝わっていたときには、伝えることの難しさを痛感しました」
その一方で、お客様からの声を仕事への糧にしているとも。「海外で治療を受けていたお客様が、故郷で過ごすために飛行機に搭乗されたことがありました。私自身できる限りの準備と対応を行い、その結果、お客様は無事故郷に帰ることができました。その後、ご家族がわざわざ筆をとって感謝のお手紙をくださったのです」
人と接することが好きでなければつとまらない仕事、と語る佐藤さん。「実力というものは経験とこれから学ぶ知識があればある程度はついてきます。でも、人と接する楽しさは、人から学べるものではありません」 |