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      ◇◇ 2005年 7月のカルチャー情報 ◇◇

  【音楽】 奇妙な果実
  【演劇】 新編・吾輩は猫である
  【映画】 Dear フランキー
  【 音楽 】
 

【 奇妙な果実 】
●藤井フミヤさん

シングル『木漏れ日の風に吹かれ』、MISIAに提供した『星空の片隅で』のセルフ・カバーを収録した、ラブソングアルバム。河口恭吾、PANTA、堂島孝平など、多彩な作家陣が参加する。発売中 3059円(ソニーミュージック・アソシエイテッドレコード)。


【インタビュー】

「いろんなものを歌うからね、僕の場合。そのときにやりたいことをやる。それがポップスの良さだから」

「愛・地球博」の名古屋市パビリオンの総合プロデューサーをつとめるなど、幅広いフィールドで活躍する藤井フミヤさんが、ニューアルバム『奇妙な果実』をリリース。ここ数年は屋敷豪太との共同作業によるクラブミュージック寄りの作品を生み出してきた藤井さんだが、本作では、深い情感に満ちたラブソングをじっくりと歌い上げている。

「イメージにあったのは、70年代の終わりから80年代にかけての流行歌。昔の歌謡曲って、けっこうドロドロしてたでしょ?“あなたと逢ったその日から、恋の奴隷になりました”(『恋の奴隷』/奥村チヨ)とか。そういう感覚に近いかもしれないね、今回のアルバムは。行き場のない恋愛の歌も多いし、メッセージ性もない。染みればいいかって、場末のスナックの水割のように(笑)」(インタビューの続きは本誌で……)

●藤井フミヤさん
62年福岡生まれ。93年、自身の作詞作曲によるソロデビューシングル『TRUE LOVE』が200万枚を越えるセールスを記録。コンピュータグラフィックを駆使した『Fumiyart』をはじめ、音楽以外の分野でも才能を発揮している。

  【 演劇 】
 

【 『新編・吾輩は猫である』 】
●小林聡美さん

7月8日〜8月7日/東京・シアタートラム。作/宮本研、演出/井上尊晶、出演/小林聡美、高橋克実、高橋一生、梅沢昌代、坂田聡、山崎一、綾田俊樹。※当日券あり。問い合わせ:TEL 03-5423-5906(シス・カンパニー)


【インタビュー】

「夏目漱石の名前や顔は知っていても、作品を読み通したことがある人は、意外と少ないかもしれませんよね。私もそんな一人。稽古に入る前に、漱石の小説を慌てて読み返しました(笑)」と小林聡美さん。明治の東京を舞台に、夏目漱石とその妻の情愛を、漱石の小説『吾輩は猫である』と『夢十夜』のシーンを織り込みながら描く舞台『新編・吾輩は猫である』に出演する。

演じるのは漱石の妻・鏡子。俗に“悪妻”と言われる人物だが、「現実的で、自分をしっかり持っていたんでしょうね。今の時代に生きていたら、悪妻というよりむしろ、しっかりした奥さんだと思います」(インタビューの続きは本誌で……)

●小林聡美さん
1965年、東京都出身。82年に映画『転校生』に主演し、注目される。以降、数々の映画やドラマ、CMなどで活躍し、エッセイも執筆。『マダムだもの』(幻冬舎文庫)ほか著書多数。主な出演舞台は、高橋克実と共演した『おかしな2人・女編』、野田秀樹作・演出『オイル』など。

  【 映画 】
 

【 Dear フランキー 】
●俳優:ジェラルド・バトラーさん

耳に障害はあるが、明るく聡明な少年フランキーは、母親と祖母の3人暮らし。世界中を航海している父親からの手紙を楽しみにしているが、ある日、彼の前に“父親”が現れた……。Bunkamuraル・シネマ、シネカノン有楽町にて公開中。


【インタビュー】

ファントム役に抜擢された名作ミュージカルの映画版『オペラ座の怪人』の大ヒットで、世界的な人気スターとなったジェラルド・バトラーさん。『Dear フランキー』は、そんな彼が「『オペラ座』と同じくらい、これまでの俳優人生で最も誇りに思っている特別な作品なんだ」と明言する。

バトラーさんが演じているのは、暴力をふるう夫のもとから幼子を連れて逃げ出した後、船乗りの父親を装って息子フランキーに手紙を書き続ける女性に、一日だけの父親役を頼まれる素性の知れない男だ。孤独で心閉ざしているが、優しさと繊細さをうちに秘めた役柄で、バトラーさんの新たな魅力を引き立てている。(インタビューの続きは本誌で……)

●ジェラルド・バトラーさん
69年スコットランド・グラスゴー生まれ。弁護士を目指していたが、舞台デビューを経て俳優の道へ。03年の『トゥームレイダー2』などアクション映画で注目され、『オペラ座の怪人』のファントム役で世界的にブレイク。