【インタビュー】
ミステリー作家として20歳でデビュー。マニアックで型破りな作風でコア読者を獲得した佐藤友哉さん。近年は文芸誌にも進出、ジャンルを超えた縦横無尽な表現は文壇でも注目を浴び、26歳で三島賞を受賞した。期待の新刊は、02〜04年にかけて雑誌に発表された3つの中編から成る連作小説だ。
「単行本化にあたっては、手を加えてないところがないくらい手を加え、新作を書き上げたような感覚です」主人公は小説家。19歳で新人賞を取り作家になったが、出す小説はすべて泣かず飛ばず。ついには出版社に見放され、本を出せなくなってしまうところから物語は始まる。
「連作を開始した頃は、僕自身、作家としての方向性に行き詰まってくさくさしていました。そんな状況が、この小説を生んだ背景にあります」
(インタビューの続きは本誌で…)
●佐藤友哉さん
80年北海道生まれ。01年『フリッカー式―鏡公彦にうってつけの殺人』でメフィスト賞を受賞し作家デビュー。講談社ノベルスで若い読者を中心にカルト的な人気を博す。その後、純文学のフィールドでも執筆、05年『子供たち怒る怒る怒る』が野間文芸新人賞候補に。07年5月『1000の小説とバックベアード』で三島由紀夫賞を受賞。私生活では昨年、
作家の島本理生さんと結婚。「妻とは仕事の話はしないです。仕事は仕事、家庭は家庭です、ハイ」
|