【インタビュー】
都会で働く女性たちを主人公に、6つの短編を描いた谷村志穂さんの新作『みにくいあひる』。6人のヒロインたちはWOMAN読者と同世代だ。「目指している場所と自分が今いる場所に、何かしらのギャップがあるのが20〜30代。仕事で成功しても心地良いものではなかったり、進むべき道が見えてきたと思ったら体調を崩したり、妊娠・出産の問題が迫ってきたり。働く女性にとって普遍的なテーマが、結果としてモザイクのようにちりばめられているのね」
将来に漠たる不安を抱えながら、6人の女たちはそれぞれ男を求めるが、男たちはけっこう身勝手で…。
「こんなもんでしょ、男の人って(笑)。最近は、何でも勝ち負けで判断するのがはやってますけど、私にはそういう感覚はないんです。特に恋愛は、何が勝ちで負けか分からないですよね。結局、男女が出会うことって、いちばんの退屈しのぎだと思うんですよ。自分で生活ができて、多少の力仕事ができても、女だけじゃ退屈。人は、不思議にそうできているでしょ」
(インタビューの続きは本誌で…)
●谷村志穂さん
62年札幌市生まれ。北海道大学で応用生物学を専攻。大学卒業後、出版社勤務を経て、90年ノンフィクション『結婚しないかもしれない症候群』を発表、脚光を浴びる。以後、数々の小説作品を発表。03年、郷里の北海道を舞台にした小説『海猫』で島清恋愛文学賞を受賞、映画化されベストセラーに。近著に『黒髪』『雪になる』など。「書くことに行き詰まったら、散歩したり、ふて寝したり(笑)」
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