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「 保育士と幼稚園教諭の資格 」

「保育園の保母さん」「幼稚園の先生」など、幼児の教育を行う人を保育士、幼稚園教諭などと呼びます。

保育士と幼稚園教諭は、似たような国家資格であるにもかかわらず、現在のところ別々の資格として区別されています。

なお、厳密には保育士は厚生労働省管轄の福祉職員、幼稚園教諭は、文部科学省管轄の教師となっています。

同じ幼児の世話をする資格なのに、片方は教師、もう片方は福祉職員と分類されているのです。
しかし、以前から、このように保育士資格と幼稚園教諭資格を分ける必要性はないという声が上がっており、いわゆる「幼保一元化」が
検討されるようになりました。

これによって、現在では、幼稚園教諭の資格か保育士の資格のどちらかを既に取得している場合は、もうひとつの資格を比較的取りやすいようになっています。これからも、幼保一元化の動きは進んでいくことでしょう。

将来的には、完全に保育士資格と幼稚園教諭資格が同一のものになるときがあるかもしれません。

しかし、現在のところは、保育士と幼稚園教諭資格は別のものです。

保育士になるためには、保育系大学・専門学校・短大などを卒業するか、保育系以外の大学・専門学校・短大を卒業するか二通りの流れがあります。後者の場合、保育士試験を受験し合格する必要があります。

「行政書士、資格」

行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、役所に提出する許認可等の申請書類の作成並びに提出手続代理、遺言書等の権利義務、事実証明及び契約書の作成等を行う者で、国家資格です。

資格を取得したものは連合会に加盟し、個々人で仕事をこなすこととなります。
仕事以外に、資格をもっている人がつけられるバッジにあこがれて資格を取得しようとする人も少なくないのではないでしょうか?この資格をとるにあたって、受験資格は特に定められていません。

試験は年一回で、受験者は年々増加傾向にあるようです。
ですが、元来この資格は国家資格としては比較的取得しやすい(合格しやすい)ものとして、法律、行政、コンサルタント系では登竜門のような位置づけでした。

しかし、試験の難易低下傾向から一転、ここ三年ほどは難化傾向となり、合格率は2、3%となっています。これは受験者の増加、法科大学に設置、資格の制度見直し論などの影響を受けたためと考えられています。

通信教育や専門学校などで数多く「一発で受かる」というような宣伝がなされていますが、弁護士などの資格と同じように難関の資格であるのにかわりありません。

資格講座を受けたからといって受かるという安易な気持ちはもってはいけません。