2007年6月号

介護の仕事を通して 人生観も変わってきた
 28歳のとき、CADオペレーターから、介護の世界に転身し、早いものでもう7年になります。デイサービス勤務から始まり、ホームヘルパー、ケアマネージャーなどを経て、現在は、介護老人保健施設でケアワーカーをしています。プライベートでは、2年前に結婚して、2LDKの分譲マンションに夫と2人で住んでいます。もうすぐ36歳。そろそろ子どもも欲しいと思うようになりました。マネープランについても考えていかなくてはいけません。悩み事は尽きませんが、心の支えになっているのは、仕事で出会う方々からの声。境遇も様々なら、皆さんが抱えている病気や障害も人それぞれです。そんな高齢者の方々と接し、毎日が人生勉強だと思いながら、働いています。
(35歳・兵庫県・医療福祉・介護)


契約社員で産休を取得 周囲の反応にびっくり
 契約社員として働きながら、出産し、育休を取得することを希望し、会社の了解を得ました。実際に育休を取得して復帰したのは、06年の6月。いざ復職してみると、契約社員という立場の弱さもあり、以前よりも仕事量が減り、同じ立場の社員たちにも、嫌みをたまに言われるように。子どもの送り迎えや家事があるため、残業もできず、収入も下り坂。仕事のやりがいも以前ほどではないというのが本音です。そうしていると、出産後も働き続けることが、自分にとって良いことなのか、私の単なるわがままなのかと、考え込んでしまいそう。少子化といわれる現代、女性の仕事も増えている一方で、どうしたら本当に働きやすい環境に巡り合うことができるかと考えています。
(35歳・埼玉県・繊維・事務)


医療現場の厳しさ 身に染みて分かる
 4月号の「ウーマンズトーク」で、看護師を退職した方からのお便りを読み、思わずペンを取りました。私も体を壊して、病院を辞めた「元看護師」。忙しくて、自分に余裕がない状態では、患者さんやスタッフとぶつかることが多く、「もう限界」と退職を決意。辞めてすぐの頃は何もする気が起きず、ボーッと何もしない日が続きましたが、少しずつ、ジムで体を動かしたり、料理教室に通ったり、外に出るように。お菓子作りという、新しい趣味もできました。数カ月後には、クリニックでのアルバイトをスタート。看護師だった頃のつらい状況が頭から離れず、「もう戻りたくない」という思いから、看護師としてではなく、無資格の方と同じ仕事をこなしています。
 でも最近、器具の洗浄や医師の介助など、資格の必要ない仕事を続けているうち、「看護師としても働けるのに…」という不満がわいてきました。ないものねだりと分かってはいるけれど、「私の存在価値って何?」「今までの経験はどうなるの?」と自問自答する日々。模索を続けながら、自分らしく働ける日が来るよう、願っています。
(35歳・大阪府・医療・専門職)


不条理な習わし 改善するには?
 保育士として、正社員という立場で働いています。今の職場について、気になっているのは、結婚後の働き方。この保育園では、結婚したら退職するか、パートになることが常識のようになっています。その理由は、「いつ子どもができてもおかしくない人に、担任は任せられない」とのこと。「もし妊娠して、年度の途中で担任の先生が代わると、幼い子どもにとって、負担が大きい」という考え方は確かにもっとも。でも私たちの立場からすると、頑張って働いた先に待っているのが、「退職かパート」というポジションではやる気がおきません。
 でも、4月号「この先どうなる!?ハケン・契約・正社員」を読み、自分で働きやすい環境を切り開いている人たちの姿に、ドキッとしました。黙って不満を抱えるだけで、自ら動かなければ、状況は変わらないのかも。周囲の人たちに頼るのではなく、まずは自分の意識から変えていきたいです。
(28歳・東京都・教育・保育士)


30歳を過ぎ異業種へ つらいこともあるけれど
 07年1月に、経験の全くない異業種に転職し、新しい会社で働いています。とにかく覚えることがいっぱいで、毎日帰宅する頃には身も心もグッタリ。
 転職して改めて思うのは、30歳を過ぎて、未経験の分野で仕事をするのは、本当に大変だということです。それも、この転職は、ステップアップのために自ら望んだものではなく、生活のためのもの。でも、私はシングルマザーなので、収入のためにはどんなに慣れない仕事でも、働き続けなくてはなりません。「もし状況が違っていたら、別な働き方ができたかも」とふと考えてしまうこともありますが、「今はひたすら頑張るときだから」と自分を奮い立たせています。早く仕事に慣れて、「この仕事も自分のステップアップになっている」と感じられる日が待ち遠しいです。
(34歳・岩手県・旅行・事務)


派遣で働いた経験 無駄にはしない!
 今回の契約満了日をもって、派遣社員として働いてきた職場を去ることを決めました。仕事内容に不満はなかったのですが、始業時間が早かったため、だんだん体力的につらくなり、辞めることに。派遣とはいえ、最後の日には、皆さんからお別れのプレゼントを頂いたり、親切にしていただきました。今は、次の派遣先を検討中ですが、少しの間、休養して、体力をつけ、今度は無理のない程度に長期的に働けたらと思います。派遣という雇用形態でしたが、今までとは違う観点で、仕事について考えることができて、いい経験になりました。
(30歳・兵庫県・情報・総務)


10歳年下の男性の後輩 予想外に良い刺激に
 仕事の担当変更に伴って、職場で席替えがありました。私は10歳も年下の24歳の後輩とペアで仕事をすることに。正直、最初はどう接していいのか、戸惑いを隠しきれませんでした。彼にとっても働きづらいと感じさせてしまわないかと、気がかりでした。
 ところが、一緒に働くようになり、2週間たった今、彼の人間性や仕事ぶりに惹かれている自分がいます。最初の数日は、お互いに気を使いながら仕事をしましたが、今は彼が外出するとさびしくなってしまうくらい。周りから見たら、まるで姉と弟のような関係で仲良くしているように見えるのかも。でも私にとっては、気が合っているのか、10歳の差を感じないくらい、一緒に働いていて気持ちがいいのです。仕事に限らず、彼は、私が普段と違う服装や髪型で出勤すると、それに気付いて褒めてくれます。そんな細かいところにも気が利く彼のおかげで、なんとなく会社に行くのが楽しくなりました。この気持ちが発展するかどうかは分からないけれど、彼への感謝でいっぱい。私も人をそんな気持ちにさせる人になりたいと思います。
(34歳・宮城県・通信・事務)


 



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