「資格・学校」カテゴリーアーカイブ

「資格試験、環境」

 環境に関する資格は、大小あれど数多く存在します。
そのほとんどは日本国内でのみ有効な資格です。
国家、公的、民間資格のいずれにも存在します。

 環境系の資格は、そのなかでも化学系、生物系、工・物理学系に分けられます。
化学系に分類されるものとしては、環境計量士(濃度、騒音・振動)、公害防止管理者が代表的です。

環境計量士は、経済産業大臣から与えられる国家資格です。汚染や騒音、振動の測定、分析の専門知識と経験をもつ技術者を意味します。毎年3月に行われる筆記試験に合格することで資格を得ることができます。
公害防止管理者は同じく国家資格で、こちらは公害を防止する管理関係の知識と技術を必要とする資格です。

 生物系では、生物分類技能検定、ビオトープ管理士、森林インストラクターなどが挙げられます。生物分類技能検定は民間資格ですが、環境分野では広く知られている資格です。生物や自然環境の調査・保全の人材を育成するのが目的で、そのような仕事に携わりたい方を対象としています。
生物系の資格は、主に現場での保全や、一般の人に自然や生物を知ってもらうような仕事のための資格といえます。

 工・物理学系では、エネルギー管理士、産業廃棄物処理施設技術管理者がなどが挙げられます。特定の施設で特別なエネルギー、物質を扱うところを管理するような資格が多く、環境関係の方以外に工場勤務の方なども取得するようです。

「税理士、資格」

 税理士は、国税局直轄の国家資格です。

税理士の仕事は、企業に代わって税の申告や申請、不服の申し立て、税務書類の作成などを行い、税務全般の相談を受けることです。

この資格の受験資格は、大学・短大で法律学・経済学のいずれかを1科目以上取得した者、簿記検定1級取得者など、その数13通りあります。

試験は5科目ありますが、科目合格制を採用しているので、全5科目に合格すれば何年かかってもよいことになります。

そのため、就業者でも勤めながら勉強をし、数年計画で取得しようとする人も増えているようです。

また、女性の取得者も割合が多くなってきている資格でもあります。

一人でも独立して開業することができる(会計事務所など)ような資格なので、独立志向の人や若年層の受験が非常に多くなっています。

また、起業などに先立って、社会保険労務士や中小企業診断士などの資格も取得しておいて業務範囲を広げるダブルライセンスの人も少なくないようです。

この資格は人気があり、なおかつ合格率が10~15%ほどです。そのため、独学以外にも専門学校や資格スクール、また通信教育など、さまざまな勉強法を選ぶことができます。

ただし、資格がとれそうといっても、いずれも大変お金がかかってしまうので、独学以外は自分の懐と相談してからとなるでしょう。